和ハーブ~よもぎ
関西では昨年より少し遅れての桜開花でしたが、今年もお花見を楽しむことができました。
毎年毎年、桜の時期は「今年もお花見ができた♪無事に一年過ごせてありがたい・・・」と
感じます。
さて、今日は和ハーブのお話。
「ハーブ」と聞くと海外由来のものを思い浮かべることが多いですが、日本にもたくさん
ハーブがあります。
ユズ、ショウブ、ヒノキ、タチバナ、ヤマブドウなどなど…
そのうちの一つに私たちの生活にもなじみのある″ヨモギ″があります。
私が子供の頃、両親の故郷からよく小包が届きました。
その中に決まって入っているのは「よもぎ餅」、独特の香りで私は特に好きでも嫌いでも
ありませんでした。
むしろ食べ慣れすぎて「いつもこればっかりかー」と思ったり失礼な子供でした。
天国のおじいちゃん、おばあちゃんごめんなさいm(__)m
この場をかりてお詫びします^_^;
先日、読んだ本に「ヨモギは北海道と沖縄で大切にされてきた和ハーブ」だと書かれていました。
沖縄のハーブに詳しいおばぁはヨモギを血圧や熱を下げるために用いることもあるそうです。
ヨモギは日本全国に自生していますが、特に北海道や沖縄では漢方薬のように利用されてきたのですね。
それにしても北海道と沖縄は真逆に位置しているのにこれもまた不思議なことです。
ちなみに両親の故郷は沖縄に近い徳之島という奄美諸島の一つです。
その本を読んで、「なるほど~、だからいつもよもぎ餅が小包に入っていたのかぁ」と
妙に納得してしまいました。
香りが強くて苦い物を春先に食べると一年病気をせず健康に暮らせると言われています。
ということで、ヨモギを使った蒸しパンを作ってみました。
ヨモギの葉をそのまま入手できなかったので、乾燥よもぎを水で戻して使いました。
水で戻す時もヨモギの香りが強く、自然と子供の頃を思い出しました。
小学生の頃、近所に生えていたヨモギをたくさん摘んで帰り、それでよもぎ餅を作った
記憶も蘇りました。
今回の蒸しパンは、この写真ではわかりませんが中にこしあんを入れています。
口の中に入れるとふわっとヨモギの香りが広がって美味しかったです。
改めてヨモギについて調べてみました。
酵素、ビタミンミネラル、クロロフィル、食物繊維(ほうれん草の10倍以上)などが
含まれているので血液浄化に効果があるそうです。
そして、整腸作用があるのでデトックス&ダイエット効果も期待でき
お肌にも良さそうです。
その他、抗がん作用やコレステロール値を下げたり免疫力アップにも良いということ。
食べる以外にも、よもぎ蒸しのサロンもたくさんあって、冷え改善やホルモンバランスを
整える事でも知られています。
よもぎ風呂なら、乾燥よもぎをお茶パックに入れるだけで入浴剤ができますので
家でも簡単に楽しめそうです。
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