和ばら~かおりかざり~
風薫る季節です。爽やかな風が緑の中を吹き抜け自然の香りを運びます。
一昨年より母が育てている、和ばらの「かおりかざり」が咲きました。
写真は我が家へ分けてもらった「かおりかざり」たちです。
バラと言えば西洋のイメージが強いですが、日本最古の和歌集である万葉集にも
「宇万良」(うまら)という名前でバラが登場するのだそうです。
「かおりかざり」は滋賀県のローズファームケイジさんで2010年に開発されました。
「香りを飾る」その名の通り、フルーティーな香りを放ち、一輪あるだけで部屋が
華やかな雰囲気に包まれます。
この写真は去年の「かおりかざり」です。
つぼみの時はアプリコット色、花が開くにつれてピンク色に変化します。
ずっと見ていたい、ずっと香っていたいとそばを離れられなくなるほど魅力的です。
西洋のバラと比べて小ぶりで淡い色合いを持ち、よく香る特徴の和ばら。
「周囲と調和しながら、自分も引き立つ美しさ。日本文化の持つ芯の強さを持ち合わせた
繊細さ、雰囲気、奥ゆかしさを表現したい」というローズファームケイジさんのこだわりを
知って、ますます和ばらの魅力に惹きつけられました。
0コメント