さくら
待ちに待った桜の季節です♪
週末は絶好のお花見日和だったので、全国各地の桜の名所は賑わったことでしょうね。
ふんわりとした薄紅色の花びら、満開の桜が風に揺れる様子は、私たちに新しい季節が
やってきたことを全身で知らせてくれているようです。
今年も桜の花が見られたことを幸せに思います。
桜は桜でもこちらは食べる桜。
先日、京都で和菓子づくりの体験をしました。
訪れたのは京都の花街で最も古い上七軒にある「老松」さん。
実習前には京菓子職人さんから京菓子の歴史や背景などのお話があり、
とても興味深かったです。
その中で印象的だったのは、「京菓子は目で楽しみ、味わって楽しみ、耳で楽しむ」ということ。
京菓子はその色や形に季節感を表現します。見た目も味もとても繊細で芸術作品とも言えます。
そして「耳で楽しむ」とは京菓子の名前(菓銘)のことなのです。
ちなみに、今回作ったこの菓子の名前は「弥生」。
「弥生」と名付けたところに、その名前を聞き想像して楽しむ魅力があるのです。
ベタに「桜」とそのものの名前を付けるのではなく、想像力を抱かせそれを楽しんでもらう!
日本人のおもてなしの心がここにもあります。
この事を知って、より一層京菓子の魅力にハマってしまいました。
形は少々不格好になってしまいましたが、美味しくいただきました。
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